見放題東京 開催直前インタビュー
SPECIAL[2015.02.27]

見放題、東京に来襲。2015.3.7(sat)@新宿

大阪・初夏の風物詩?サーキットイベント『見放題』が東京にやってくる!
東京開催初のフィールドは新宿!
実行委員長・民やんにアレコレ聞きました。
●東京見放題、開催直前取材ですが、どんな心境ですか?
民やん:チケットが早々に売切れてしまって、余裕こいてしまって(笑)駄目なんですよ。実務が色々と滞ってて。ブッキングが終わって、チケットが売り切れたら「やり切った感」が出てしまって、これはまずいぞと。アレ?もうすぐじゃない?とか。焦ってる状況です。
●はい、そもそも東京でも「見放題」をやろうっていうのはいつ頃から考えてたんですか?
民やん:2年ぐらい前から「東京でもやりたい」という話はしてまして、でも手が回ってなかったのでやってなかったんですけど。大阪の見放題に毎年関東から来てくれるお客さんが増えてきてて。去年も「遠くからいらっしゃい」という企画をしたんです。「どこから来ましたか」というのを、大きな紙に貼って、遠くから来た人には缶バッジプレゼントと言う企画なんですけど。関東から来てくれてる人が凄く多かったんです。
●おー。そうなんですね。
民やん:こういうのをやりながら、何処から見に来てくれてるのかリサーチしたいというのがありました。結果、関東が多かったので、それも含めて東京で勝負してみたいなと。全国に色々ライブサーキットってありますけど、その街のイベンターさんなり、バンドマンなりがやっていて、でも、個人的には全国どこで開催してもいいんじゃないかと思っていて、ライブハウス事業じゃないですけど。どこまで広げるかはまだ漠然としてるんですけど。その一つ目として東京でやってみようと。
●あーそうなんですね。東京もやってみる、じゃなくて、色んな場所でやるのを見越しての東京、なんだ。
民やん:そうですね。先々、東名阪はやりたいと思ってます。それより増やすのは僕一人じゃ絶対無理ですけど。年3回東名阪で見放題をやるのが目標・今はその第二段階ですね。東京やってみよう、っていう。
●確かにサーキットイベントに特化した団体って無かったから。
民やん:そうなんですよね。全国でサーキットイベントをしてるってなくて、その場所、町ごとなので。
●ここ10年くらいでサーキットイベントっていう物自体の認知度とか、定着した感もあるし。お客さんにも認められてきて。その中でも色々第一線でチャレンジしてるのが見放題なのかなって思います。
民やん:いやいや、僕らスキマ産業ですけどね。有名な人ばかりに出てもらっている訳じゃないですし。よく言ってるのが、このイベントがゴールじゃ無いと。どのサーキットイベントもそうだと思うんですけど、ここをきっかけにして欲しいってう事なんですよ。これからっていうバンドにも出てもらうのが基本なので。今回、東京ではオーディションもやったのですが、それは新しいアーティストに出会いたいっていう思いからで。関西はオーディションしなくても自分で見にいけるんですけど、東京は、ふらっとライブ見に行くことが不可能なので。そういう意味で初めてオーディションを開催しました。
●確かに東京だとちょいちょい来るのも限界があるし、バンドの対バンを見るとかに限られるから。
民やん:そう、ココロオークションの対バンしか見れないので(笑)。
●それでオーディションもしてみてと。その、2年前くらいから構想があって、今年2015年の春にやろうとか、どんな段階を踏んでここまできたんですか。
民やん:まず、東京でやると決めたのですが、東京のライブハウスの人と僕らの接点があまり無かったので、最初は接点がしっかりある人とやりたいと思っていまして。その中で新宿という街で、マーブルやLoftっていう2店舗の方々と特に僕が繋がりが出来てたので、そこでやってみようっていう形からでしたね。
●ああ、場所先っていうよりも、人先と言うか繋がりが先なんですね。
民やん:まあ、そうですね(笑)。一回目なので、僕らもどうなるか分からなかったですし、やはり助けてくれるライブハウスとやりたいなというトコロで。
●新宿のサーキットって言うとエロフェスとか、マーブル&モーション系とかが浮かびますけど。
民やん:去年10月、新宿で開催されたサーキットイベントを見に行ったんです。野外ステージもあって。それを見に行って、それを見させてもらった上で、やっぱり新宿良いなって。
●新宿もたくさんライブハウスがあるんだけど、密集してるとは言えないから。
民やん:そうですね、もっと広げることも出来たんですけど、1回目で広げすぎるのは怖かったので。まずは5会場で移動もスグのトコロでやろうと。
●あと、今回イベンターさん入ってるんですね。
民やん:入ってます。ディスクさんは配券協力(チケット販売関連)だけなんですけど、何かしら僕らも東京に新しい繋がりを持ちたいとも思っていたので。様々な人に関わってもらって、今後に向けての一歩になればと思いまして。
●Loftさんと話をしてるとは聞いてて、オーディションはFEVERでやってたりして。色んな人に協力してもらってやってるんだなって。
民やん:オーディションもSMAさんと共同で開催したのですが、あれも、SMAさんの力が働いてるかって言ったらそうじゃなくて、実はSMAの新人発掘担当の方が見放題の三年目から繋がりがある方で。元々堂島孝平さんとオワリカラのマネージャーさんで、そういう形でずっと繋がりがあるんで、一緒にやりましょうってなったんです。政治的な事は無くて、僕ら人と人なので。そういう事で何かを決めたりしないので。ただ一緒にやったら面白いよねって話で、SMAさんの持ってるノウハウと、僕らが持ってる物を一緒にやったっていう話なんです。FEVERでやったのも、楽屋の広さとか転換の時間とかSMAの方が凄く考えてくださって、東京の事は僕らはそこまで分からないので。大阪だったら全部わかるんですけど。
●ああ、確かに。
民やん:そういう意味でも助かりました。一つ一つ、今まで出会ってきた人に協力してもらって、出来てるし、そうやってまた広がっていくのかなと。
●じゃあ大阪の「見放題」が遠征してきましたよっていうんじゃなくて、スタンスは変えずに、東京で地盤を作って一緒に作り上げるっていう感じなんですね。
民やん:そうですね。勿論、もっともっと広げて行きたい気持ちもあるし、人脈もそうだし、色んな事を広げていきたかったので。大阪だけじゃなく、全国的に。僕はレーベルもやってますから、そういう意味でも関係性を広げていきたいというのはあります(笑)。
●はい、信頼できる人たちがこっちに何人かいたから踏み出したんだと思うんですけど、元々はどんなバンド層でやろうと考えてたんですか?
民やん:うーん、そうですね、今後はまた変わると思うんですけど、今年だけで言うと東京一年目、絶対失敗したくなかったので、結構…見放題オールスターズみたいな感じで臨みました。。出演者見てもらうと分かると思うんですけど。大阪だったらもっと冒険するんですよ。今発表されてる大阪の見放題2015の出演者との違い見たら分かって頂けると思うんですけど(笑)。
●ああ(笑)。
民やん:誰?みたいな(笑)。多分このインタビューが公開されるくらいまでに発表されてる出演者も誰?って感じだと思うんですよ(笑)。
●攻めてますね(笑)。
民やん:(笑)本当は東京でもこういう事したいのですが、それは地盤作ってからじゃないと出来ないので、今年はゴメンナサイ。やはり一回しっかり地盤作って東京のお客さんにも関係者にも、見放題こんなこと出来るんやっていうのを見せたいっていうのがあったので。バンドも、皆、見放題を東京でやるんなら絶対出るって言ってくれてたんで。本当に嬉しいですね。気持ちで出てもらえてるのが見放題なのかなって。
●ああ、根っこのところは変わらないんですね。
民やん:そうですね。でも、来年以降は、あ、来年も見放題東京やろうと思ってますけど、次回はもっと攻めて、冒険はしていきたいなと考えています。こんなに早くチケットが売り切れるとは思ってなかったので。こんなんやったらもっと冒険できたなって(笑)。
●ああ、見放題っていうブランドもあると思うし、さっきのリサーチの話じゃないけど、関東から見に行ってた人達が「見放題なら間違いない」っていうのがあったんだと思うんですよね。
民やん:そうですね。去年、11月の末にTHEラブ人間が主催している「下北沢にて’15」というサーキットで「見放題東京」のチケットを販売させてもらったんですよ。そしたら出演者一組も発表してないのにチケット50枚売れたんですよ。
●凄いな。イベントのファンだ。
民やん:凄い信頼だなと思いました。だって一組も発表してないんですよ。間違いないと思って買ってもらえてるのは7年間やってきた積み重ねなのかなと。嬉しかったですね。東京の人でも支持してくれてる人が居る事が。
●あと、今回の面子ですけど、西よりとか東よりとか、あったんですか?
民やん:大阪から沢山連れてこようと思いながら、実は関東の方が多いんです。去年一回僕が提案したのがあったんですけど、Dai-changと話してるときに「50組、全部関西のバンドでやらへん?」って言ったんですけど(笑)結果却下になって。それは勝負しすぎかなってなって無くなって。気持ち的にはそれぐらいをいつかやりたいんですけど。でも、今回関西バンド、50組中、20組はいるので。
●はい。そしてまた、今回もチケットにCDを付けてて。凄いですね。
民やん:勿論、付けます。大変ですけど。それこそ一番最初にCD付けたのは「特典付けたほうがお客さん来てくれるかな」って処からだったんですけど、今となっては、このCDから新しい音楽に出会って欲しいなっていう物になってますね。サーキットって全部が全部見れるわけじゃないですし、好きなものから見るだろうし、生のライブで出会わなかったバンドもいると思うので、後々音源だけでも出会ってもらえたらバンドの為になると思うので。僕らは主旨はそこなので、そういうきっかけは少しでも増やしたいなと。色んな意味で大変なんですけど、やってますね。
●本当に根っこブレませんよね。ちなみに何曲入りですか?
民やん:今回は17曲入りです。僕らはブレずにやっていきます。こういうとこでも他のサーキットと差別化出来ると思ってますし。
●まあ「見放題」っていう名前だけでもかなりの違いがあるし。
民やん:東京は一回やってみないとっていうのもあるし、スペースの問題もあるし、今回あまりプラスアルファの部分を持ってこれてないのは事実なんです。それはまた2年目以降楽しみにしておいてくださいって感じですね。今年は音楽で勝負して。
●最初の東京だから「見放題」ってこうですよってところを。
民やん:そうですね。そのかわり大阪は今年色々やります(笑)。大阪は今年は会場もスペースも増えたので(笑)。
●ちなみに、今年の大阪はどんな感じになりそうですか?
民やん:大阪はまず攻めまくるってところですかね。出演者発表を見てもらえばわかるとおり。大阪はもう信頼してもらってると思ってるんで。知らないから行かないという人もいるとは思うのですが、知らないけど楽しみって言ってくれる人の方が多いと思うので。今の発表も面白いなと思ってもらえてると(笑)僕らは攻めますよ、付いてきてください。
●8回目で、昨年はその、だいちゃんの不幸もありましたが。
民やん:2人でやってた事は間違いなくて、キモになるブッキング、どのバンドを誘うかという処では2人のカラーがあったので、そのカラーがどうなるのか心配してる人も多くて。基本的に僕が正統派な処を担当していて、Dai-changがマニアックなところを担当してるという見え方だったんですけど、実際そうだったんですよ。でも、僕も本来そのマニアックな方も好きなので。だからそこを心配してもらわなくても良いですよっていう意思表示としての、序盤の発表順なんですよ。これは全部僕が選んでますから。ツイッターでの反応はDai-changっぽいっていうツッコミが多いですね(笑)。そこは、担っていくし、見放題の今までのような出演者陣になると思うんで心配なく。
●そこは彼の遺志も民やんが引き受けてやっていくと。
民やん:そうですね。勿論。居なくなった分、他のスタッフ達の頑張るっていう気持ちも強くなってるんで。そこは僕自身も助かってますし。ありがたいです。
●キモの処は民やんがジャッジして、あとは皆に任せるくらいじゃないと身体が持たないかも。
民やん:そうなんですよ、仕事振っていこうと思ってるんです。僕が全部見て決めるんじゃなくても良いじゃないですか?例えばTシャツのデザインとか、スタッフに決めといてもらっても全然良いんで。
●ああ、そうすると前に話を聞いた時の、各部所のスタッフの頭が決まってきて、任せられるようになってきてるって言ってたのが上手く作用するように?
民やん:そうですね。本当に。助かってます。


●では、今後の見放題の野望とか、東京見放題の直前なので、来てくれるお客さんにメッセージを。
民やん:初めての東京なのでドキドキしてるんですが、見放題には他のサーキットとは違う空気感があるので、その空気感が出れば良いなと思ってます。この空気感はアーティストのライブのMCとかでも出てくると思うんですが、スタッフの空気とかも、それがお客さんに伝わって「楽しかったな」と思ってもらえるのが一番ですね。見放題はしっかり繋がりを持った上でイベントの主旨を理解してもらった上で出てくれているアーティストがほとんどなので、それが見放題にしかない空気に繋がっていると思うんです。それが身内感じゃなくて、良い空気として伝わればと思ってます。身内感とか馴れ合いは嫌いなんで(笑)。楽しい空気が伝われば良いなと。
●はい(笑)。
民やん:大阪は今年は17会場で、140アーティストくらいかな?大きくなりすぎてはいるんで、その中で各出演者、140組どれを見ても良かったと思ってもらえるのが一番です。ただ、お客さんの為にも当然やっているのですが、アーティストの為にやってるという思いも強いので。全出演者が良かったと思ってもらいたいし、お客さんもどこ見ても、何か名前だけ知ってて入ってみたらおもろかったって言って貰えたら嬉しいし。そういう風になって欲しいです。絶賛ブッキング中です。
●はい。ありがとうございました。(文・朝倉文江)

チケット購入者特典
『ここにある音楽7』

mihoudai.tokyo’15
2015年3月7日(土)
開催会場:LOFT/LOFT bar/MARZ/Marble/Motion
開場11:30/開演12:00/終演22:00
※リストバンド交換は10:30~
出演アーティスト:全50組
チケット:ソールドアウト


★詳しい情報はこちらへ。
■公式HP http://mihoudai.tokyo/

★『見放題』についてもっと知りたい方はこちらもどうぞ!
■見放題2014 インタビュー
http://tote-music.com/special/20140704_mihoudai_01.html