the coopeez 『rucksack』インタビュー

INTERVIEW[2015.08.28]

●そしてアルバムのツアーが始まっているんですが、ライブに関しては今はどんなモードですか？
小川：『rucksack』の曲を中心にですけど、少し昔の曲も入れてセットリストに変化を与えたりとかしてますね。
山本：1枚目はライブでやってた曲を録音してだったんですけど、2枚目と今回は録音してからライブっていうのが多いので、ライブでどうなるかがやってみないとわからないし、そういう曲に限ってライブでやることで変わっていったりアレンジを思いついちゃったりとかあるので、楽しみだしチャレンジしていきたいですね。
藤本：バンドとしては間違いないと思ってるので、変化を恐れず。どうしても固まっちゃうんですよね。今回このツアーだからこの曲順みたいな。でも常に試行錯誤して、その都度恐れずに変えていこうとは意識してやっていきたいですね。
山本：あと最近、打ち上げで音楽の話をするようにしてて。この間も名古屋で10歳位若い子とやって、出してる形は全然違うけど何かいいなと思って話したら、同じもの好きやったりとか、そういうのが学生の頃振りに戻ってきて楽しいですね。
小川：ほー。
●小川さんは違うんですか？
小川：僕はあんまり言いたくないんですよ。手の内明かしたくないっていうか。何が好きとかぼやかしときたいんですよね。
全員：（笑）
山本：こんなTシャツ着てて？（この日の小川さんはAC/DCのTシャツ着用でした）誰が言うてんねん。
全員：（笑）
●私も思ってました（笑）。
山本：いつ誰が言うかなって思ってた。
全員：（笑）
夏音：同じパートの人と喋るからですよ。違うパートの人と話すと面白いですよ。
山本：でもドラムの人達っていつも集まって喋ってるよね。
夏音：ドラムはそうなりやすいんです。でも凄く細かい話になるから私は知らないし、だからあの人には教えてもらいたいって感じの時はいくけど、それ以外は他のパートの人と話したいですね。
●藤本さんは誰とお話するんですか？
藤本：僕は誰とも…
全員：（笑）
夏音：想像通りの。
藤本：嫌とかじゃないんですけど、もう最近はまんまでいこうと思ってますね。
山本：どういうことやねん。ずっと一緒やで。
全員：（笑）
藤本：いや僕なりに無理して喋ろうとか思う時もあるんすよ。でももうそんなんやってる自分も嫌って。
●（笑）。お客さんと話す時とかどうしてるんですか？
藤本：でも「めちゃくちゃ良かったです」とか来てくれたら、ちゃんと「ありがとうございます。良かったらまた来て下さい」って言って……。
●あ、終わった（笑）。
藤本：それでもその人が動かなかったりすると「え？」ってなる。
●もうちょっと求めてると思いますよ（笑）。
藤本：そう、もっとどういう人か知りたいみたいな感じで困って。
●じゃあ藤本さんと話したいお客さんは、話題を事前に考えてきてもらいましょう。
藤本：聞かれたら答えます。
山本：話題を３つ持ってきてもらう。うち採用は１つだけ。
全員：（笑）
●これからのクーピーズの目標は？
藤本：確実に好きやって人を増やしていく。物作りを常にやるっていうのが基本で。
●着実に続けていくために？
藤本：それには応援してくれる人を増やすのが大事だと思ってるんで、それですね。
●はい。最後に伺いたいのですが、ここまで音楽を続けてこれたのは何だったと思いますか？
藤本：僕は特に何も考えてなかったからだと思います。あんまり先のことを考え過ぎると折れそうになると思うんですけど、ほんまに１回バンドをやってみたいって気持ちの延長のままなんで、気づいたらこうなってたって感じですね。今は続けようと思ってますけど、続けようと思って10年以上やってきたかというと、続くとか続かんとかすら考えてなかった感じです。
小川：ふと思うことがあるんですけど、バンドやってなかったら何やる？って感じなんです、僕は。あ、やっぱりこれやるしかないやんって。ほんまにそんな感じです。
夏音：私は結構色々興味あるんですけど、ドラムとかバンド、クーピーズに関しては断トツに違うんで、その興味のあることすら忘れるから、ずっとやると思わんでもやるやんなって。私にはお父さんとお母さんがいるみたいな、それくらいすごい普通のこと、埋め込まれてることなんで。だからこそ溜まるフラストレーションみたいなのはあって。自分がいいと思うものには自信があるし、 それをめっちゃ沢山の人と分かち合いたいっていうのがあるから、私はずっとそこにピントが合ってる。
●さっきのお話にもありましたものね。
夏音：そう。クーピーズがより良く、より沢山の人の目の前に現れるにはどうしたらいいかにしかピントが合ってない。それはファンの時からそうなんですよ。だからもうちょっとで10年とかになってしまうんですけど。そこに関しては譲れないですね。
山本：健康だったからですね。あと色んなことやりたいんです。その時その時のバンドの実力でやれる事は限られてて、その時は出来ない事もあるから、それが残っていくし、また別のやりたい事を新しく見つけるし。新しくやりたいことが常々あるうちはずっと続けれるだろうなと。10年ずっとそうでしたね。今回のアルバムでもやりたかったことをいくつかは出来たけど、でも今でもやりたいこと沢山あるし、残ってる。だからやってるんでしょうね。
●はい、今後の活動も楽しみにしています。ありがとうございました！

（文・写真：小山裕美）

『rucksack』特設サイト
http://coopeez.net/rucksack/

LIVE SCHEDULE
08/27(木) 大阪 Pangea
09/05(土) 高松 TOONICE
09/06(日) 徳島「VALETUDO2015」
09/13(日) 東京 TSUTAYA O-CREST release party!!!
　　　　　w/ Large House Satisfaction / the twenties / tricot
09/19(土) 鹿児島 SR HALL
09/20(日) 長崎ホンダ楽器アストロスペース
09/21(月/祝)福岡四次元
and more !!!

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