猫小屋 先日町を歩いて裏路地を散策していると小さめの飲食店が一軒あった。時間はお昼ごはん客のピークを過ぎた13時半あたり。 店の扉がガラっと開いて中からおかみさんらしき人が出て来た。 その音に合わせるように扉の横、少し上にあった作りつけの小さな小屋から猫が飛び出して来た、白黒の猫だ。 にゃあにゃあと騒ぎ始める。 おおかわいい と見ていると、おかさみさんらしき人は手に抱えた皿から猫にごはんをあげ始めた。 そうか猫もごはんの時間なんだなと見ていると もう一匹同じような模様の猫が続けて頭を出してきた。 猫小屋? 離し飼い猫といえば、だいたいにおいて外を散歩しても 帰ってくるのは家の中だと思い込んでいたけれど、そうか、そういう飼い方もあるのか。 確かに猫はせまくて暗くて屋根の低いところを好むもので、例えばこたつなんかはその究極である。 猫小屋から出てきたふたりは美味しそうに昼ごはんをたべるとまた小屋に戻り(たぶんすぐ寝た)おかみさんは店に戻って行った。 猫に小屋。猫にとってもありがたい事このうえないだろう、けど、いったいどうしてそんなもの作ったんだろう? 考えれば考えるほど不思議なんだけど、そういうものは世の中によくあるのかな。
昨年の秋に行ったフィリピンのマニラは町のいたるところに猫がいました。 あまり知られていないと思うけど 建物や町のライトもきれいで、野良猫の写真を撮るためだけにまた行きたいくらいの猫町なのです。