ライブハウス特集 ROCKIN' COMMUNICATION SHINJUKU LOFT
店長 大塚 智昭
SPECIAL[2014.11.08]
●はい、今ってかなりノンジャンルなハコだと思うんですけど、出演者の遍歴とかどんな風だったんですか?。
大塚:どんなミュージシャンがポイントポイントで居たか?それ長―くなりますよ(笑)。俺も当時居ないしな…。このシーンがどうやって出てきたとかも知らないし。
●大塚さんが入ってからの遍歴でも。
大塚:そうですね。メロディックパンクと言えば、新宿ではLOFT、渋谷はGIG-ANTIC、大箱で言うと赤坂BLITZでイベントやるみたいな。あとCLUB 24 WESTとか。
●アンチノックとかは?
大塚:アンチはもうちょっとハード寄りでしたね。
●あー、階段降りるのが怖い感じでしたしね。まだライブハウスに「怖い」っていうイメージがある頃ですね。
大塚:移転前のLOFTも怖かったって聞きますね。
●ああ、怖かった(笑)。
大塚:(笑)。
●大塚さんから見た音楽的な流れは?
大塚:AIR JAMはムーブメントだったと思うんですけど、それが終わってからは、ブームじゃなくてバンド単体で目立つようになって、このシーンが今盛り上がってるよねっていうのはどんどん無くなっていった気がするんですよね。多分Hi-STANDARDとRUDE BONESとSCAFULL KINGってそもそも違うはずなんですよ、ジャンルとしては。スカとパンクというか、でもそれ界隈って括れるムーブメントだったけど、今って中々そういう事はないなって。あのバンドカッコイイよねっていうのは各ジャンルで居るんだけど、そのバンド達がいるシーンが良いよねっていうのがそれ以降無くなったなって。だから自然とオールジャンルになっていったんじゃないかなって。
●LOFTと言うとやはり大きい箱なので、そういう意味では?
大塚:うーん、苦しんでますね、やっぱり。100人入っても空いてるなってイメージになっちゃうから。多分、手打ち(自主興行)をやる限界の箱だと思うんですけど。
●今は何人くらいでスケジュールを組んでるんですか?
大塚:ブッキングは4人ですね。今事務回りをやるデスクが居ないので4人で分担してます。昔は、店長になりたての頃は一人で全部組んでた時期もあります。でもやっぱり疲れちゃいますよね。疲れちゃうとそういう箱になっちゃうし。
●一人で一ヶ月全部の公演を組んでたって事ですか??
大塚:その年は363日、出勤しました。その時はタイムテーブルとか作るデスクがいて、現場を運営する人も居たので。要は組んだら公演中に居ればよかったんですよね。今はデスク業務も自分たちでやるようになったので人数が必要になってきたっていう。まあ、あと、当時はまだ良い時代だったのか、来る(持ち込み)話も多かったんですよ。LOFTでやりたいっていう、だから共同企画も多かったんで。今だったら多分無理でしょうね。うん。
●でも363日は凄いですよ。
大塚:それで良かったのが、全く知らないジャンルの人達とも面通し出来て、結果今はどのジャンルの人も大体知ってるんで、それは凄い良かったですね。
●でもそこまで濃く詰め込んでて辛くなかったですか?
大塚:うーん・・。でも、自分が店長になる前も1、2年ブッキングをやってて、その時は店長に東田さんが居て、その前って東田さんも2年くらい一人でやってたと思います、多分。その方が全スケジュールに自然に立ち会うから、感覚は良くなるんですけど、自分は多分人間的にダメになりましたね。
●人間的に!(笑)。
大塚:(笑)発想が貧困になると言うか。
●特に強いジャンルはありますか?
大塚:多分・・パンクですね。後はさっき言った40代位のLOFTに強い憧れを持ってくれているお客さん達が好きなバンドには強いですね。それこそラフィンノーズとかSTAR CLUBとか、ギターウルフもそうですけど、LOFT感があるんじゃないでしょうか。
●なるほど。アイドルからビジュアル系から歌もの、何でもやってるイメージがあるんですよね。
大塚:ああ、良い物であればこだわりは無いですからね。
●良いもの、の線引きはブッカーの人達がするんですよね。基準とかありますか?
大塚:そうですね。うん。基準は、担当者が、確信を持ってこの人は良いと思える「推せる」っていうアーティストであれば。それが最低限の条件だと思います。表現をやっている以上、何かしら良い所はありますから。
●大きい箱の強みは?
大塚:多分、他のライブハウスだと結構厳しいと思うんですけど、昔面倒を見ていたバンドの規模感が大きくなったとしても、割と出られる。だからスピッツでも無理くり出れたり。あとはバーが併設してる所も強みですね。ウチがするようになってから増えたような気がします。外国のライブハウスって、パブがあって奥にステージがあって、皆パブに飲みに来て、良い音楽やってんじゃねぇ?って奥に入る、そういうのがやりたくて。逆に逃げ場もあると言うか、休めるっていう。そういうバースペースがあって、ライブスペースがあって。15年前はバーだけ別営業もしてたんですよ。ライブホールに入った人は出るときに手にハンコ押して、飲んだり休んだり出来て、戻る時にはハンコを見せて。で、飲みにくるだけの人はそのままバーに入る、っていうのをやってたんですけど、ちょっと無理があって、今はライブが終わってからバー営業っていう形に落ち着きました。
●後はLOFTと言うとフードメニューも充実してますよね。
大塚:そうですね。それは凄く考えてます。フード、オムライスの美味しい店みたいな、こちらはレストランじゃないんですけど、こんなに美味しいオムライスが食べられますって取り上げられたりして。
●あーオムライスは鉄板ですね(笑)。メニュー会議もしたり?
大塚:ああ、フード会議もありますよ。どれが美味しかったとか。半年とか季節ごとに変えたりしてて。評判とか季節の食べ物とか。あとは有機野菜を仕入れて出したりとか。アイデア出してやってますね。
●ずっと変わってないメニューはありますか?
大塚:オムライスと、揚げ物くらいですかね。うん、ちくわ炒めが西新宿からあったんですけど、途中で止めちゃいましたね。それが唯一小滝橋時代からあったやつだったんですけど。…案外、フードあること知られてないですよね。1回2回ライブハウスに来た事あってもバーラウンジに行かずに帰っちゃう人もいるんで。フードが実は物凄く美味しいっていう。
●はい。ドリンクはどうですか?
大塚:ドリンクは、その日の主宰とか出演者とかと話し合って出したりは出来ますし、今だったら、LOFTの店員のカクテルみたいなのを作っておいてますね。まあそういうのっていくらでも出来るんで。それよりも出演者が好きなお酒を作るっていう方がよくやりますね。この間の音速ラインだったらポカリとテキーラの「ポカーラ」とか(笑)。何が出来るかって事はその都度考えてますね。後は終演後のバーは大体朝まで営業してます。知ってる人は知ってると思うんですけど、余韻に浸ったままバーで飲めますよと。朝4時までやってるんで。あと終演してから24時までは「ハッピーアワー」で全ドリンク300円で飲めます。後はバーで飲んでたらその日の出演者がフラっと飲みに来たりっていう出会いもあるかな。
●これを知ってたらLOFT通、な情報はありますか?
大塚:あ、LINEで公式アカウントがあります。で、週に1回ドリンククーポンが送られて来るっていう。
●おー!お徳。LOFTと言えば会員制度もありますよね。あれはいつぐらいから。
大塚:ああ、SHELTERが出来た時からで、15年目。あれはLOFT/SHELTER会員なんですけど、店舗かWEBで入会して、年会費千円払って頂ければ、LOFT店頭販売があるチケットは発売日の3日前から電話予約が取れます。それは重要かも。実はそういう事もやってます。手打ち(自主興行)公演だったら十中八九はロフト店頭売りがあるんで、即完するようなイベントも会員になればほぼ取れたりしますね。メリットはあるんじゃないかなと。
●では演者寄りの事も。LOFTに出たい人はどんなアプローチをしたらいいですか?
大塚:音源と連絡先を送るか、持って来てもらえれば、聴いて良ければ誘いますね。
●基本は変わらないんですね。箱側から新しいアーティストを探す時はどんな風に?
大塚:関係者とかに「最近何聴いてますか」って聞いたり。主に口コミですね。で、夜帯に他のブッカーが担当で身体が空いてる時に面白そうなイベント見に行ったりして、良ければ声かけたりしますね。
●他のライブハウスにも行くんですね。
大塚:俺は割りと行きますね。結構他でも会いますよね?
●ああ、確かに(笑)。
大塚:行く時は何件か回るようにしてます。下北沢行ったら下北沢パトロールですね(笑)。好きな事を仕事にしてるのでオフの日もそれになっちゃいますね。
●はい。大塚さんが口コミとかを確かめにいって、どんな所を見るんですか。
大塚:俺は結構、その人が真剣にやってれば、音楽で割りと感動するんで…どこが良ければいい、とかはあんまり無いですね。でも理想は、人間性ですかね。そいつと如何にコミュニケーションが取れるか、どういう気持ちでバンドをやっていて、どういう風になりたいかっていう事を一緒に話せるような人は応援したいなと思います。
●ジャンル的には?ハイスタから始まって、今はどんなものを。
大塚:いや、リンドバーグも好きだったしTHE BLUE HEATSも好きだし、ハイスタは勿論だけど、LUNA SEAの曲とかスゲーなって思ったりもするし、黒夢も聴いてましたし。クリンゴンとかも聴いてたな。なので、あんまジャンルは無いですね。こだわりなく色々聴きます。
●その中でも殿堂入りというか特別なバンドは?
大塚:Hi-STANDARDとTHE BLUE HEATSですね。正直あんまり仕事をしたくない。
●ああ、好き過ぎて?
大塚:そう(笑)。後は大体仕事出来るんですけど。逆に活動して無いのが幸いかも(笑)。
●大塚さんがブッキング組む時のこだわりは?
大塚:…こだわり。一番やりたいのは、ウチはたまたま歴史があるんで、歴史が在る物を繋いでいきたい。リスペクトをしていたバンドのまた若い世代が出てきて、LOFTに30年前から出てる人と対バンとか。そういうのは最近意識してやるようにしてます。例えば戸川純と神聖かまってちゃんとか、大江慎也さんの誕生日イベントにafocの佐々木亮介が出たりとか。あれが出来るのもLOFTだけだなと思うし。あと自分の企画じゃないですけど、ケラリーノ・サンドロヴィッチ、ナゴムのイベントにうみのてとか大森靖子さんが出演してるのが良いなと思って。音楽を掘り下げる事をお客さんに知ってもらいたいと言うか。ミュージシャンだと、より音楽を掘り下げてると思うんですけど、そのミュージシャンが好きな、今の若いお客さんたちだと、中々そこから掘り下げていくのが希薄になってきてるから。それを表現できるような企画が出来たら良いなと思います。
●はい。LOFTの信念、信条みたいな物があれば教えてください。
大塚:人と人を出会わせることですね。コミュニケーション・ラウンジと言うか。あくまで、音楽を見に行く場所じゃなくて、人と人が出会う場所、何かに出会う場所。それが第一。だから…バーラウンジがあるのも、終演した後に共通のバンドを見に来たお客さん同士が「今日のライブ良かったよね」ってコミュニケーションが取れるような環境を作りたいっていう。ただライブを見るだけだったら出来るだけ大きな所で出来るだけ良い音で、だと思うんですけど、そうじゃなくて人と人が出会えるような。それが多分、居酒屋から始めた悠さんの気持ちだと思うんですよね。
●音楽を通して人と出会うことで生まれる何か?
大塚:そうですね。

●今年は移転15周年という事ですが、歌舞伎町のこけら落としは誰だったんですか?
大塚:ウチのこけらはオーディション。STANCE PUNKSとか出てましたね。その時デモテープできたらしいんですよ。その何日か後にニューロティカとPOTSHOTで初めて売り切れ公演になって、キャパを測ったみたいな。それたまたま俺見に来てましたね。
●15周年、その中で印象的だったことは?
大塚:結構色々あるんですけど、どんどん忘れていっちゃうんで、最近の事だと…去年のナゴムの30周年は良かったですね。あとは大江さんですね。スピッツが出演したりとか、ブレイク前のPerfumeがライブやってた事とか。ONE OK ROCK、メンバーが脱退して復活ライブの一発目がLOFTで、先行で一万通以上応募があったりとか。フジファブリックがシークレットで出たりとか、グループ魂がシークレットで前座で出たりとか。上げればキリがないですね。
●はい。定番のイベントはどんなものが?
大塚:色々あるんですけど、クラブイベントの方が多いかも知れないですね、レギュラーは。あ、パンク系のイベントでBollocksとの共同企画でMONDAY NIGHT ROWっていうのを新しく始めました、月曜日の夜20時から23時までで。週末って行きたいライブいっぱいあるじゃないですか?月曜日にそういうのがあったら良いなと思って。20時からだったら仕事終わって行っても帰れるし。
●やっぱりパンクは得意なんですね。
大塚:ああ、得意かもしれないです。俺、これから誰か新人を育てるときに、THE STARCLUBっていう良いバンドがあって、って説明してもリアリティが無いと思うんですよね。逆を言うと話は俺に全部くると言うか。アナーキーの仲野茂さんとか、大江さんもそうなんですけど。これから部下となるブッキングの子が入ってきたとして、そいつらに「ルースターズって知ってる?」って聞くのってリアリティが無いと言うか。そういう人たちが話を持ってくるのは俺が最後の世代じゃないかなって。
●ああ、話がリアルに通る世代として。
大塚:本来リアルには知らないんですけどね(笑)。そこら辺を如何により良く歴史を繋いでいけるかなと思いますけどね。そういう繋がりを大事にしたいし、その世代のお客さんに強いんですよね。言ってもライブハウスに来るお客さんて若い人でも濃いと思うんですけど、その世代のコアなお客さんたちって、凄い呑むし、通うし、ライブハウスの遊び方を知っていると言うか。それを若いお客さんに見せて行きたいなって思いますね。
●11月30日には15周年のイベントもあるそうですね。LOFT FES!でもこれはLOFTで開催するわけじゃないんですね。何故 CLUB CITTA'(クラブチッタ)川崎で?
大塚:チッタは、自分が結構、高校生の時…メロコアが好きだったときに、よくチッタに行ってたんですよね。COKEHEAD HIPSTERSとかHi-STANDARDとか。そういう思い出もあったし、ここ数年も LONDON NITEとか毎年遊びに行ってるし、ついこないだだとUNITEDの横山さんの追悼ライブとか行ってて。ライブハウスの人間ですけど、お客さんとして色んなライブハウスを見に行ってて、何かチッタは「ライブハウス然」としてて、居心地が良いんですよね。だから、キャパシティの大きい「ライブハウス」って何処だろう?って思った時に一番最初にピンと来たのがチッタだったんですよ。
●ちなみにLOFTとチッタはハコ同士のお付き合いってあるんですか?
大塚:チッタは制作部門もあるんで、チッタワークスっていう、ハードロックとか…高木フトシさんのバンドの制作をやってたりとか。それでよくウチにはその担当の方が来られてますね。あとはチッタの2階にあるATTIC(アティック)っていうバーはDJの大御所のCOBRAさんていう方がプロデュースされてて、ライブ見に行くと俺そこのバーでよく呑んでて(笑)。今回そこがプラスワンのステージにもなるんですけど。あとは、お客さんにはあんまり関係ないんですけど、楽屋が広い(笑)。
●(笑)重要なトコですね。
大塚:そうそう(笑)。出演者とかと一緒に飲むのも居心地が良い場所というか。チッタの空気感と言うか、LOFTに近い物があるなと思って、何か。
●ああ、分かります。ちゃんとロックの歴史がある感じ。ライブハウス、っていう空気。
大塚:そうそう、あの大きさでちゃんとそれがあるんですよ。他にも大きい箱はあるんですけど、ホールっていう感覚になるから。
●15周年イベントなので主旨としてはもうお祝いって事で良いですか?
大塚:そうすね。ここぞっていうイベントを。俺が店長になってからLOFTの外でやるイベントってやってなかったんで。LOFTがイベントを作ってみたらどうなるかっていうのを1回やってみたいなって思ってたんですよね。
●LOFTが外で組んだらどうなるかっていう。
大塚:LOFTらしいラインナップじゃないですか。
●そうですね!正に!ブッキングも大塚さんが?
大塚:そうですね、全バンド自分でやりました。
●おー。でもこれ出たいって言ってくれたバンドはもっといそうですよね。
大塚:居ますね(笑)。でも、これって凄い良い9バンドで、ストーリーがあるっていうか。みんな、もう規模感が大きくなってるバンドだからあんまりLOFTで頻繁に演ってるワケじゃないけど、ここぞっていう時とか…THE BACK HORNも怒髪天も武道館演った後にLOFTでやるとか、ツアーにLOFTを組んでるとか、The Birthdayも所属事務所のbase.の10周年イベントをLOFTで演ってくれたりとか。LOFTに思い入れを持ってくれているバンド達ではありますね。この中でポイントは、a flood of circleとOLEDICKFOGGYだと思ってて、バンドのチョイスのコンセプトは本当に個人的に好きなバンドを集めたって言うか、ライブを見てグッとくるバンド、を、集めたら、平均年齢が40越えちゃったんですよね。
●(笑)。
大塚:(笑)勿論最初っからフラッドもOLEDICKFOGGYも誘ったんですけど、この2組が居る事って凄く重要だなって思ってて。この人達がもっと頑張ってくれないと、10年後にこれ出来ないと思うんですよ。
●あー、バンドの層的に。
大塚:そうそう。だから、a flood of circleとかは最後の…ロックンロールを体現して演ってるバンドだと思うんで、それを、憧れるようなお客さんとか…あとはNEW ROTE'KAとか怒髪天が好きな人達、もうお父さんお母さんとかもいると思うんですけど、その子供が見てくれたら凄く良いなと思って。ロックバンドって凄く良いよなって、日常会話で出るようになったらちょっと良いなって思いますね(笑)。
●これが今出来るのが凄いと思うし、ちゃんと人付き合いがあって出来てるっていうのもLOFTの強みだなと。
大塚:あはは。お金の力とかじゃないですよ(笑)。楽屋にチバさんと向井さんと増子さんが居るって何か面白くないですか?なかなか無いと思うんですよ。楽屋にはお酒をたくさん用意してあげようかなって。
●それ、出番の早いバンドから泥酔していくパターンが完璧に見えます(笑)。
大塚:そう(笑)ルーフトップでも取材してるんですけど、SAも怒髪天も後半は嫌だって言うんですよ。最後に一言ありますかって聞いてるんですけど、出番は早めにしてくれって(笑)。
●(笑)。あとトークライブもあるんですよね。
大塚:はい。内容はこれから詰めるところです。出演者とトークしてくださいって振っただけなので特に中身は決めてないんですよ。
●トークも濃そうですね(笑)。チケットはソールドしてますが、持ってる人はプレミア物ですね。今後のイベントも何か考えていますか?
大塚:このイベントは来年もやろうと思っていて、来年はまだ会場すら押さえてないんですけど、実は2015年はLOFT/PLUS ONEが20周年になるんですね。なので、それを軸にLOFT MUSIC & CULTURE FESTIVALをやろうと思ってて、再来年が新宿LOFTが西新宿からの通算が40年になるんですよ。なのでそこまでは何かやろうかなと思ってますね。
●おお、楽しみにしています!では最後にメッセージを。
大塚:ライブハウスに来る人、初めて来るっていう体験を多く作りたいなと思ってます。一般層のお客さん、ライブハウスに行った事無いんだよねっていう人に。アーティストにはそれに協力して貰いたい。多分、二人に一人は人生初めての体験で一生の思い出になると思うんですけど。来た事ある人って日本人一億三千万人分の一千万人も居ないと思うんですよね。それを増やしたいですね。初めてライブハウスに行くっていう体験を。そうなればもっと音楽が社会的に認知されていくと思うんですよ。ライブハウスが。やっぱりライブハウスって自分の人生に物凄い影響を与えてくれて、今も楽しく仕事させてもらってるし、それをもっと多くの人に共感して貰いたいなと思います。
●ありがとうございました!(文・朝倉文江)

■LOFT FES
SHINJUKU LOFT 15TH ANNIVERSARY LOFT MUSIC & CULTURE FESTIVAL 2014
LIVE:a flood of circle / THE BACK HORN / The Birthday / 怒髪天 / NEW ROTE'KA & NEW ROTEeKA / OLEDICKFOGGY / SA
TALK LIVE:【LOFT/PLUS ONE エリア】(Bar attic)今井智子presents 居酒屋ロック / 音楽と人presents トークライブ / 杉作J太郎と吉田豪のトークライブ
その他詳しい情報はHPにて
【OFFICIAL SITE】http://www.loft-prj.co.jp/loftfes/


より大きな地図で ROCKIN' COMMUNICATION SHINJUKU LOFT を表示
ROCKIN' COMMUNICATION SHINJUKU LOFT
http://www.loft-prj.co.jp/住所 東京都新宿区歌舞伎町1丁目12-9 タテハナビルB2 ■電話番号 03-5272-0382(15:00~22:00) ■収容人数 500~550人 ■道順 新宿、歌舞伎町のセントラルロード(ドンキがある通り)を真っ直ぐすすんで、突き当たり(工事中)を右、入ってすぐ左、更に奥に進んで突き当たりの手前、右側白いビルの地下2階。